2009年4月

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2003/09/24
 失業保険に対抗した失恋保険というネタを考えてみたが、とっくの昔に出尽くしていたことに動揺しています。北条です。


はっきりいって私は怒っています。

といっても、自販機で「ココア」を押したのにカップいっぱいのお湯が注がれたことに腹を立てているわけではありません。

この休みに「天使の牙」を見に行こうとしていたのだ。

小説のほうを読んでいなかったので、即効で(といっても遅読が祟る)読んだ。

激しく感動した。
例に漏れず映画は難しいとは思うが、大沢先生の記念すべき初の映画化である。

あの迫力をぜひ劇場で体感してみたい! やっと読み終えたので、映画館へGO!





終わっていた……


ちょ、ちょっと待ってくださいよ。封切してまだ1ヶ月もたってないじゃないですか。

何がいけないんですか?

前評判か。そうか、そうだな。踊るナントカとか座頭なんちゃらは始まる前から評価が高い。

それに比べ、小説の映画化は下馬評も低い。模倣犯が腐っても上映し続けたのは主役の人気だけだ。

見に行こうとしたときに終わっているのは今回だけではない。13階段もいつのまにか終わっていた。

DVDが出たとしてもうちのミニテレビじゃなあ……

1月には「半落ち」が映画化されます。昨年一番有名になったあの横山大先生の小説です。

今回は読み終えているので、すぐに見に行けます。ただ1月は忙しいのが気がかり……悪夢再びか?

ところで半落ちも心配です。あれは、なぜ黙り続けているか、というところはたいした問題ではありません。

そんなことはすぐに読者はわかることですから。

あそこで先生が描きたかったのは「それぞれの人間が何を守って生きるのか」という人間像なのです。

それがうまく映画で表現できるかどうか……首が飛んで爆発したらスクリーン破きますよ。


ところで話を「天使の牙」に戻すと、ここの重要ファクタが「脳移植」です。

これ読んだときにひどく驚きました。というのも以前「名もない二人で」を書いたときに、この構想があったからです。

しかし、あまりにも現実離れしているかな、と思ってオカルトみたいな感じに変えた記憶があります。

その脳移植が登場していました。まあ医学的な話ではないので言及する必要もなかったのでしょう。

小説だとわかっていてもひどく痛々しいことがあります。それは

無関係な人の死 とりわけ 幸せな家族の崩壊 です。

幸せな家族像を見せられておいてから、殺害される。これをやられると心が痛みます。

それと同時にすっぽりと主人公にどうかできるというところは小説技巧としてはうまいところでしょう。

福井晴敏先生の作品でもそういう場面はありますね。

やはり家族という絆があり、それを無思慮な自分勝手な思想で砕くのは最高の罪です。

現実でもそういったことは多いです。

人間は一人だけで生きていない、生きてきていない。そういったことをもっと認識して欲しいと思います。

とりあえず感動する映画だったと思って、DVD発売を待ってみます。




※この小説の最後のページで心にせりあがってくる感動のフィナーレを迎えようとしたその瞬間に、隣の席(マクドナルド)にいた酔っ払いがいきなり吐きやがった。感動台無し。