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2005/01/23
アニメ・舞姫レビュー

さてさて、みなさんは舞姫というアニメを知っているでしょうか?

あちこちのサイトで有名になっていますが、サンライズが手がけた萌えアニメです。

風華学園に出現する異形の怪物オーファン。学園を守るために集められた、高次物質化能力を持つ少女たち・通称HiME。今、少女たちの恋と戦いのドラマが始まる!

だそうです。実は、私も見たことはありません。だからぜひ見てみようと思ったのです。

舞姫といえば、以前とある会でも話題になったことがありまして、

そのときは、舞姫を「森鴎外」の舞姫のアニメだと勘違いをしていたという笑い話がありました。

そんな思い出の舞姫です。それではさっそくレビューしてみましょう。







な、なんだってー!?




実在した!



m(_ _)m すいませんでした。

赤字でフォントサイズまで大きくして「ありえない」と書いたのですが、ありえました。

世の中を侮ってはいけないということを身にしみて感じました。

さて、気を取り直して、というかもう落ちたのでレビューの意味はないのですが、

せっかくなので、この舞姫をレビューしていきたいと思います。


森鴎外の舞姫といえば、高校の教科書でもおなじみなのでみなさんご存知でしょう。

ドイツに派遣中の豊太郎が踊り子エリスと親密になって、子供まで孕ませた挙句、

「仕事なんで日本に帰るね」とあっさりエリスを置いて帰るといった、大人の汚い恋愛について書いた

まさに高校の教科書にふさわしいといえる代表的文学です。

ちなみに発売元はピンクパイナップルではないので、エロシーンはないようです。


太田豊太郎です

なかなか凛々しい青年ではありませんか。しかし、問題が一つだけあります。

声がシャアなんです。

イメージが全部3倍になってしまって、視聴に雑念が入りそうなのが心配です。


エリスです

想像通り、ハウス日曜劇場的美少女に描かれています。絡みがないのが残念です。

エリスがお金に困って泣いているところに豊太郎が通りかかることで二人は知り合います。

話を聞くと、どうやら父親がなくなったようです。

「君の父上がいけないのだよ」

と、切り返す豊太郎を想像しましたが、エリスを家に送り届けます。

家に送るなり「お金を貸してください。必ず返しますから!」とエリスにせがまれます。

現代ではベタベタの詐欺であり、ひっかかるわけないのですが、あっさりと貸し与えます。

▲「ワタシワタシ詐欺」にご注意を!



聞けば、エリスはどこかの劇団で踊り子をやっていることが判明します。


▲踊りだーす くるくると♪

というこの5秒ぐらいで踊り子シーンは終わりです。どれがエリスなのかもさっぱりわからないし、

この姫は二度と舞いません。舞姫しゅーりょー。

豊太郎とエリスはあっという間に親密になっていきます。大人の恋愛が始まります。

借金のかたに、少女が脅されて男の囲い者になる例はよくあります。

まあ、豊太郎もエリスの体、目当てだったのかもしれません。

そうでなきゃ、あった初日に大金を貸し与えるなど、ありえないことです。

それにしても仲がよろしそうなことで……

「うふふふふ……あははははは」




あはははははははははは

すいません、私情をはさんでしまいました。


ところが、幸せは長くは続かなかった!(←本当にこういうナレーションが入ります)

豊太郎は姦計にかかって、仕事の関係で日本に帰らざるを得ないことになりました。

エリスの「行かないで! もうあなただけなの!」攻撃に2秒で解職を決めます。

豊太郎のエリスへの愛はホンモノのようです。

仕事を失って困っている豊太郎を助けたのが、

相沢くんです

彼のおかげで転職でき、お金も融通がきくようになりました。

職があるって言うのはいいことですね。

そうして二人はいつのまにか、

一緒に住んでいます。


妊娠イベント


▲エリス攻略ルート1へ

どこでフラグを立てたのか、さっぱり覚えはないのですが、エリスは妊娠します。

と、同時に相沢くんから「エリスと別れて日本へ戻れば、昔の官職に復職できる」と持ちかけられます。

昔の時代背景はよく知りませんが、一緒に日本へ行くという選択肢はないようです。

「エリスと別れて仕事を選ぶ」か、「ドイツに永住してエリスと暮らすか」

この選択肢に豊太郎は迷います。しかし、エリスの愛は相当深いものです。

「あなたがいない間に、オムツたくさん作っちゃった☆テヘッ」


エリスと別れることになれば、「スネオを殺して僕も死ぬ」ぐらいのことはいいかねません。

しかし、決断の日はやってきてしまったのです……


「さあ、決めたまえ」


なんか本当にギャルゲーかなんかのルート選択を見ているようです。

どちらかがバッドエンドに結びついているような気がします。




▲18禁ゲーム「舞姫」


結局、豊太郎は「別れて帰国する」という選択をしてしまいました。

そして雪の中で灰のようになってました。


燃え尽きたよ……真っ白にな


雪の中に長時間いれば、おかしくなるのは当たり前の話です。

家にたどり着いた豊太郎は昏睡状態に陥ります。

たかゆきくん!

このまま豊太郎が3年間眠り続けて、その間に相沢がエリスと親密になり、目が覚めてから

ドロドロの三角関係が始まる、というシナリオならばおもしろいのですが、

事態はさらに悲劇を呼び起こすことになります。

豊太郎を見舞いに来た相沢はエリスに事の真相をあっさり話します。最悪なキャラです。

当然、エリスは戸惑い、本当に「この人を殺して私も死ぬ」と言い出します。


▲困惑の舞い(元踊り子)


そして、とうとう限界が来たエリスは精神破綻を起こして、魂が抜けてしまいます。


▲ミッドナイトホラー「舞姫」


小説では「パラノイア」という病名になっています。精神分裂のようなものです。

5日後に目が覚めた豊太郎は事実を知り、悲観します。

「取り返しのつかないことをしてしまった」(人違い)

もうバッドエンド一直線ルートに入ってしまったようです。


さてさて、自分(&相沢)のせいでエリスを廃人にしてしまった豊太郎はこの後どうするでしょうか。

もうこうなったら、最後までエリスの面倒を見るといういうのが人間の務めというものです。

人間という心がある以上、そうするのがあたりまえなのです。



あっさり帰国


鬼! 鬼! 人でなし! 最低!

そして小説と同じく相沢への恨みつらみを吐いて幕を閉じます。





本当に高校の教科書にふさわしいかどうかもう一度考えたほうがいいと思います。

(c)新潮社/日本テレビ


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