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2005/02/07
死神くん リライトに隠されたある規制とは!?

※今回はお寄せいただいた情報をもとに作成してあります。

先日、「とんちんかんな死神くん」で、絵が描き直されて微妙な感じになっていると紹介しました。

実は、このことは文庫本1巻の巻末にえんどコイチ先生自らが説明しています。

ちょっと、要約してみましょう。

リメイクについて

今回、再刊することになったが、当時の絵は下手で見せられないので、人気のあった10数作品選んで、リメイクして各巻にリメイク版が入るようにしました。

「あまり変わっていない」と言われるとショックだが、それよりも「前の方がよかった」と言われるとさらにショックである。

という風に、先生自らある程度認識しておられるようです。

しかし、このリメイクにはある裏事情が絡んでいた可能性があります。

今まで私も気が付かなかったのですが、昔の死神くんは

(c)えんどコイチ/集英社


指が4本なのです。

これは最初から最後まで統一されているので、意図的に人間と違うということで、

そう描いた可能性が高いです。決してどこぞのテニス漫画のような描き間違いではありません。

で、今回のリメイク単行本版では……


5本になっています


今まで、手の部分とかあいまいだったのですが、各話の間にカットを追加して

強調しているようにみえるのはうがち過ぎでしょうか?

少なくともポリシーを曲げて意図的に5本にしているのは明らかでしょう。


しかし、これが事実にせよそうでないにせよ、こうゆうことはよくあることなのです。

「指が5本ではない」というのは、たとえそれが怪物でも公共放送ではご法度なのです。

妖怪人間ベムという有名なアニメがあります。

この中で、ベロという少年は指が3本の妖怪です。

「おいら怪しいもんじゃないよ!」がお決まりのセリフです。

(c)ASATSU-DK INC.


めっちゃ怪しい!


昔の放送には差別用語が多かったので、DVDにする際にその部分だけ音声が消えるんですが、

さすがにリライトはできないので、ベロの指は3本のまま。

故に公共の電波に載ることは今後ないのではないでしょうか?

※ただしこちらのリライト版では妖怪人間ベムも5本指(人間のときだけ)になってるそうです。


もう一つの例としてマニアックですが、高橋留美子先生の人魚シリーズです。

サンデーで読みきりで載せていたのが、1990年前後です。

このシリーズでは、怪物となった人魚(通称:なりそこない)が出てくるのですが、

当時の内容では、

(c)高橋留美子/小学館

3本指の怪物として描かれていました。

その後、このシリーズの「人魚の森」と「人魚の傷」が1991~3年にOVA化されました。

そのときは、


同じく3本指でした。

ところが、昨年、テレビ東京でリメイクして放映されていたんです(シリーズ全編)。

どうなったかと言うと……



5本指!

実はこのときの原画をなるせさんが描いておられたので、そのときお尋ねしたところ

「テレ東規制で指の欠如はNG」との回答をいただきました。

どうやら本格的にそういった差別的要素を含むものをなくす方向にあるようです。

今後現れる怪物などに注目してみると、おもしろいかもしれません。