2011/01/30
小学校の時、6時限目が終わり、掃除タイムが終了すると、帰宅前のショートルーム(ホームルーム)である「帰りの会」が始まる。
先生から連絡事項と宿題などが提示されるとともに、今日の出来事を告発する懺悔のような時間があり、
・○○君が掃除をさぼって遊んでいました
・○○さんが××さんに悪口を言っていました
・北条君が女の子のスカートをめくろうとしていました
などと、ようするにチクリの時間なのだ。
ちなみにこのとき、証拠もない話なのに、俺がスカートめくり犯だと吊るし上げられて、クラスのみんなの前で先生にズボンを脱がされて「気持ちがわかったか!」と言われました。俺はスカートの中とか見てないので気持ちはわかりませんでしたが。
とにかくこんな時間があり、みんなでチクリ、チクられてを繰り返すうちに、クラスの中は殺伐としてきて、「本来一緒になってクラスを盛り立てていくべき間柄であるべきはずなのに、仲間の悪いところばかり見つけ、見つけたら『してやったり』でそれを告発して先生に怒ってもらい、仲間の失墜を企もう」ということなのです。
今にして思えば、いやな時代だったなぁと思います。子供ながらにして大人気ない(?)ことをやらせるもんだと、当時の担任は頭の中がうにでできているんではないかと思ったものでした。
まぁ、これが今の政治家どもの姿だけどもな!
でも、その小学校の「帰りの会」では、95%は悪事の露見コーナーになっていましたけど、もともとは「今日の出来事全般」なので、ごくたまに「よい行いをした生徒を発表してみんなでたたえようという」たとえば、
「北条君が『星をみるひと』をクリアしたのでみんなで誉めてあげてください」
などというように、揚げ足をとったり、文句をいったりするだけでなく、お互いを認め合ってうまくやっていこうということも行っていたのです。
政治家より小学生のほうがすぐれていますね