<  2011年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年
2011/02/26

<前回までのあらすじ>
男爵ディーノの怒流鞭(どるべん)によりMの本性が目覚めた剣桃太郎一同は、次の対戦相手を目の前にする。それを見て雷電は驚きを隠せない。今まで謎の軍団とされていた「女子十二楽坊 」が眼前に現われていたのだ。「信じられん、まさか彼らがこの大会に出場しているとは・・・」



「星をみるひと」レビュー 第3回
第1回 第2回 第4回

題材的におもしろそうにもなるRPGなのに、いろいろと残念な仕様が目立ち、結果的に非常にしょんぼりRPGになってしまっている「星をみるひと」です。


前回の続きをレビューする前に、「星をみるひと」のコンティニューシステムを紹介します。
このゲームでは、パスワード方式でコンティニューができます。パスワードは戦闘中以外ならどこででも得ることができます。しかし、説明書によると

ごーるどは多くて255ごーるど引かれます。
けいけんちは多くて3引かれます。


コンティニューすると弱くなるんだぁ

これは、コンティニューなどという軟弱なシステムに頼るな!ということではなく、パスワードの文字数を少しでも減らそうとする努力(だと思いたい)です。実際、文字数は少ないです。コンティニューなかったらクリア不可能です(精神的に)。
体力が有り余ってるから死なねえだろう、とお思いの方もいるでしょう。

確かにほぼ死なないのですが、このゲームはリセットを押さなければならない局面が多々あるのです。

その一つが、「星をみるひと」レビューにおいて、避けては通ることのできない超極悪攻撃「かりう」です。


敵は「かりう」を投げつけてきます。「かりう」の正体がよくわからんですが、毒のようなものだと思われます(「星をみるひと」被害者友の会会報No.48より)。ちなみにこのゲームには攻撃をよけるなどという高尚な技は存在しません。
攻撃を受けたものは「さむけ」が襲い、いわゆる病気状態になります。

動けません


無防備な体に攻撃を受けます。


動けません


無防備な体に攻撃を受けます。


そして永遠に動ける日はやってきません

つまり




延々とたこ殴りされる様子を見守らなければなりません。

悲劇的なのは、このゲームが無駄に体力が多いという点です。

上記図の75は「75」ではなく、「750」です。
これが「3」ずつダメージを受けて死ぬまでのことを考えて見ましょう。
250回殴られ続けます。
この遅遅コマンドでは、1サイクル15秒はかかるので、ゲームオーバーまで1時間かかります。

当然、このパターンになった人はリセットを押すのです

パスワードを取ってない人は、最初からやり直しとなります。

ここでプレイヤーは最初からやり直すかカセットを中古屋に売るかの選択を迫られます。

「かりう」を投げつけられる前にやっつければいいですし、仲間がいれば一人病気になってもなんとかなりそうなのですが、仲間を呪文で逃がした後、一人だけになった瞬間に「かりう」を投げつけられてあえなくリセットをすることも少なくありません。しかしこれだけは運に頼るしかないのです。


さて、サイキック仲間「しば」を見つけました。
しばくんも当然、レベルがあがれば

体力バカになっていきます。

しばくんを見つけた洞窟?で
ある重要アイテムが

ノーヒントで落ちていました。


発電機を動かすと、
先ほど何の反応もなかった扉が

異空間につながります

つまり、

ここから入って


入ったところに戻ると


ここに出ます。

このゲームの空間のつながりがわからない

実際はそのことにも驚きですが、それよりもこのゲームにフラグという概念が存在していたことに驚きです


さて、ここが目指すアークCITYへとつながっています。


何の苦労もなくたどり着くことができました。

ちなみにこのアークCITY、最初の村~まむすの村~からもショートカットで来られます。
ただし、

「四人揃ってから行かないと危険だ」と言われます。

残り二人はこの先にいるんですけど・・・・・・


頭のぼけたおじいさんの言うことを無視してアークCITYに来たのですが、仲間のいる町を探さなければなりません。
しかし、ここで大きな敵が立ちはだかります。

その敵というのは

このゲームの悪しきシステムです

ここから敵ががらりと変わるんですが、

まったくダメージが与えられなくなります。

このゲームの特徴として
・素手で攻撃→ランダムで0~3のダメージ
・武器で攻撃→熟練度+武器攻撃力-敵の耐久力 で固定ダメージ(本当はもうちょっと複雑な計算)
となり、武器で攻撃をするとダメージが変わらないのです。そして弱いときには一生ダメージが与えられません。むしろ素手最強説があるくらいです。
ならば素手で攻撃してみれば?と思ったでしょうか?
一度装備した武器ははずせませんというより武器屋で買ったら勝手に装備されてしまう(前の武器は勝手に廃棄される)。

さてこのゲームでダメージが与えられず、逃げられもしないとどうなるか・・・

さ~て、おまちかねのタコ殴り1時間の始まりだ!

   ↓
 リセット

さらに強い武器はこの先の町→しかし町にいくまでにダメージも与えられない敵が高いエンカウント率で現れる→強い武器がほしい→最初に戻る

この悪循環になってしまい、プレイヤーは

運に任せて強行突破で町に行く か 雑魚を相手に日本一つまらないレベル上げをしてから来る か カセットを中古屋に売るかの選択を迫られます。

魔法ならある程度ダメージを与えられることができるのですが、MPの消費が激しく、1戦闘分で使い切ってしまい、戦闘離脱の魔法(てれぽーと)さえ使えなくなってしまいます。

なんだ、戦闘離脱の魔法があるのなら、それで逃げ続ければいいじゃないか、とも思えるのですが、

高い確率で敵に邪魔をされ、

よくわからん場所に飛ばされてしまいます(必ずこの場所です)。
延々とこの地形をさまようことになり、やはりリセットに手が伸びていきます。

ちなみにここで歩き回っていると突然

「ブイッ」という音が鳴り、なんかうんこでも踏んづけたかなと思っていると

ノーヒントで、超重要アイテム「さんそぱいぷ」を手に入れていました。

これらの重要アイテムはすべてで手に入れなければならないのです。



それでもなんとかアークCITY行政区にたどり着きました。


このアークCITYで大変なのは

このIDカードです。
IDカードでしか開かない扉が


至る所にあります。
右下の部分には、地面を調べれば、重要なアイテムが隠されているのでは?と思うかもしれませんが、そもそも「調べる」というコマンドは存在しません。したがって意味なしです。
そしてこのIDカードが2000ごーるどという破格値なので、買いたい時には日本一つまらない金稼ぎをしなければなりません。

それでも

ほとんどがこんなつまらない情報なので殺意MAXになります。

そして私の中で最強の悪システムだと思っているのが

入るときと出るときで2枚必要だということです。

では、1枚しか持たずに入ってしまったらどうなるか?

当然リセットです!


本当にテストプレイしたのか怪しい致命傷

戦闘でタコ殴りを1時間見せられるのも許せないですが、RPGで簡単にはまるってどうなのよ。

そして、結論から言えば、カードは1枚も買わなくてもクリアできます

行政区ではやることがなくなったので、外に出てみると

また空間が捻じ曲がっています。

行政区の隣にあった「居住区」まで、また倒せない敵から逃げながらたどり着かなければならなくなりました。

このゲームはクリア率が低いと言われていますが、シナリオが難しいとかではなくて、どこまで精神的に耐えられるかということです。


それでも意識が遠のきつつも

「居住区」にたどり着きました。


ここで3人目の仲間「あいね」をあっさり見つけました。

この娘の特徴は、「てれぱし」という魔法を使うことができ、相手の心の中がのぞけるようになっています。

普段は

こんな頼もしいことを言う町人も、
心の中では

「トイレにいきたい! もれちゃうよ!」

( ´_ゝ`)フーン

【第1回 「星をみるひと」のいいところ選手権】
突然ですが、ゲームの悪いところばかり探していても不公平なので、いいところも紹介しましょう。
1.てれぱしを使うと、いろんな人の心の中がのぞけて楽しいゾ!
2.「みなみ」は壁を壊す「ぶれいく」(地味なので紹介しませんでした)、「しば」は「じゃんぷ」(ルーラの機能もあり)、あいねは「てれぱし」が使えて、それぞれの特性をうまく利用して協力することで道が開けていくという楽しいゲームなんだよ!
※都合により「星をみるひと」のいいところ選手権は、今回をもちまして終了とさせていただきます。


次回は「仲間が一人いない!?そして衝撃のクライマックスが!?」です。お楽しみに
(c)石黒正数・少年画報社
(c)安部真弘/秋田書店