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寝台はやて殺人事件
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2003/04/20
新幹線とか特急列車とかに乗るとどうしても時刻表トリック殺人事件が頭をよぎってしまう。今回も新幹線に揺られながら一人物語を考えてしまう。しかも車内で読んでいる本が有栖川先生の本だから余計だ。
ここはひとつ、われらが四万十川警部と鶴井警部補に登場してもらいましょう。
<知らない人のために登場人物>
四万十川警部:警視庁捜査一課の警部。時刻表のアリバイ破りの第一人者
鶴井警部補:四万十川警部の部下。通称「鶴さん」。アリバイ破りをサポート。
西木巡査:裏方で、犯人ではない登場人物のアリバイを確固たるものにする係。通称「レオ」
鶴「警部、タイトルが日本語になっていません」
四「いろんな題材を集めたらこうなったんだよ」
鶴「寝台はやてってなんですか?」
四「鶴さん、細かいこと気にしすぎだよ! 誰も気づかないよ」
鶴「そうでしょうか。それより今回の事件ですが」
四「というと、アウシュビッツ企画の阿呆部長が刃渡り30cmの金属バットで殴られて殺されて、容疑の濃い北条(32)に鉄壁のアリバイがあるあの事件だな」
鶴「なんですか、その説明的なセリフは」
四「2時間ものは手っ取り早くしなければならんのだよ。そのアリバイがどうかしたか」
鶴「ええ、阿呆部長が死亡した時刻に、北条は新幹線で東京から名古屋に向かっていました」
四「う〜ん、確かに鉄壁のアリバイがあるな」(右図参照)
鶴「警部! どこの時刻表を出しているんですか? これを見て何を納得してるんですか!」
四「いや、よく小説に時刻表が載っているが、誰も見ていないだろうと思って」
鶴「確かにこれで『俺が解明する』なんてやつはいないでしょうが……でたらめは……」
四「まあ、飛行機のダイヤでないだけましだろう」
鶴「そういう問題ではないと思いますが……それよりアリバイは崩れるのでしょうか」
四「ほかに怪しい人物はいなかったのか?」
鶴「西木の話では全員完璧なアリバイがあったそうです」
四「なんだ西木の出番は今回はそれだけか」
鶴「ええ、今日は非番で、」
四「我が家を楽しんどるんだな」
鶴「まだ、何もいっておりませんが」
四「鶴さん、われわれもその回送電車に乗ってみようじゃないか」
鶴「言ってる意味が分かりませんよ。新幹線ですよ」
プア〜〜〜ン〜〜〜ガシュガシュガシュガシュ〜ポー〜〜
鶴「なんで新幹線が汽笛をあげるんですか」
四「となり町まで乗せてよ! 海賊に追われてるんだ」
鶴「誰ですか? 海賊って」
四「鶴さん! われわれはどうやらとんでもない勘違いをしていたようだぞ!」
鶴「何かわかりましたか?」
四「タテの4は『カンダハル』が入るんじゃないのか?」
鶴「なにをいきなりクロスワードパズルやってるんですか!」
四「そこに人と人とが織り成すドラマが待っていたのだ……」
鶴「なんでいきなり田口トモロオなんですか?」
四「鶴さん、トモロオの『オ』はむずかしい『ヲ』だよ」
鶴「よくみんなそういいますけど、どこが難しいのですか?」
四「ほかに言い方がないんだろ。目的格の助詞の『を』といってもブッシュさんがわからんだろ」
鶴「いや、ブッシュさんはもともと日本語はわかりませんが……」
四「この事件を最初から考えてみよう」
鶴「まず阿呆部長が部屋で首をつって自殺しているのが発見されました」
四「うむ、解決だ」
・ ・ ・ ・
鶴「それにしても悲しい事件でしたね」
四「ああ、愛と憎しみが微笑んだ事件だったな」
鶴「こじつけな感想ですね。しかし、よくわらべ歌に気がつきましたね」
四「新聞にそう書いてあったからな。私は『石野真子』が怪しいと睨んでいたのだが」
鶴「それは『愛のエプロン』の出演者のほうでしょ。ドラマには出てませんよ」
四「鶴さん、我々も『混浴露天風呂シリーズ』に出してもらおうよ」
鶴「それは北村京太郎先生に頼んでください!」
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