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UFO焼きそば殺人未遂事件

2003/12/07

先日、なんか8年ぶりに「UFOやきそば」を買ってきてしまった。

全然焼いてないのに「焼き」と言い張っているあの有名なカップ湯戻し麺である。この臭いは今でも変わらない……

そう、8年前、私はとあるアルバイトにいそしんでいた。朝8時から夕方5時まで居眠りをするバイトだ。

しかし、昼休みは一転して修羅場を迎えることになる。

20名(全員男)を超えるバイト要員は6畳ぐらいしかない控え室に押し込められる。

アウシュビッツなんて目じゃない、スネオなんて目じゃない悲惨な収容室だ。

もちろんそんなバイトに昼飯がついているわけがない。各々が持参してくるのだ。

途中のコンビニでおにぎりやハムカツサンドを買ってくるのが定石です。だったんです。

ところがどこでどう誤ってしまったのか、カップラーメンを持ってきたハゲワシがいたんですよ。

なんか給湯室で熱湯だけは頂けたようで、注いでいたんですよ。湯切りもOKなのだ。

そしたらこのカップ麺が大流行。もうみんながいろんなカップ麺を持ってくるようになった。

出遅れると熱湯がなくなるという事態も起こり、沸かしている間に休憩時間が終わることもある。

居眠りしかしていない連中が、休憩時間になった瞬間、熱湯取りに激しくバトルを展開する。なんだそりゃ。

そこで、私も「UFO焼きそば」(くどいようだが焼いてない)を持参してきたこともある。

あのソース臭が監禁部屋に充満するのははっきり言って耐えられない。気持ち悪くなってくる。

しかし、上には上がいる。「トンコツラーメン」「キムチラーメン」。

お前ら、少しは状況考えろよ! この狭い部屋にそんなもの充満させるつもりか!

「旧約聖書にある、キムチラーメンだよ。ラーマ・ヤーナでは、インドラの矢とも伝えているがね」

とでも言い出さんかのような強烈な臭い。毒ガスにやられた気分。さすが世界を焼き尽くしたカップ麺。

これを教訓に、UFO焼きそばを含め、臭いのきついカップ麺は自粛されたのだった。

それからのち私は、秘密部屋を知り、一人でテレビを見ながら快適にカップ麺を食うことになった。

今でもあの収容室が、強烈カップ麺臭で充満しているかどうかは知らない……