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名づけ今昔物語

2005/11/5

〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい

というような挑戦的な発言は、別に私の意見ではなく実際にそーゆー本が実在します。


ちょっと前にベネッセが「この1年間の名づけベスト100」みたいな調査結果を出しており、

人の名前とか見ていると飽きないのでいろいろみていたのですが、

男の子の1位は「颯太」というから驚きです。はなから読めません。

「颯」は常用漢字ではないので、学校で習うことはありません。

小学校で新しい漢字を習うと「〜君の名前だね」って言われてうれしくなることは

よくあることですが、授業どころか日常で見かけることもほぼないでしょう。

読みとしては「そうた」と読むのが正しいわけなんですが、中には「ふうた」と読むかもしれません。

まあこの子が二本足で立つ頃にはレッサーパンダは流行から忘れられているでしょうが

これが単なる読み間違えの場合は、けっこう痛いですよね。


女の子の名前も変化に富んでいて、「子」のつく子はベスト100で3人しかいません。

それも、「莉子」「奈々子」「日菜子」という名の人は、私は30年間リアルに会ったことはありません。

「じゅんこ」「けいこ」「のりこ」「ひみこ」という名前なら数人ずつ頭に浮かびます。

自分の学生時代の女の子の名前はアルバム類がないので統計がとれませんが、

少なくなってきてはいたが、まだ3分の1は「子」がついていたような気がする。

1983年に中島みゆきが出した曲で「あの娘(こ)」という曲があるのだが、少し引用すると、

- - - - - - -
よくある名前をつけたこは
忘られづらいと言うけれど
私を忘れてしまうには
一秒かけても まだ多い

ゆう子 あい子 りょう子 けい子 まち子 かずみ ひろ子 まゆみ

似たような名前はいくらもあるのに 私じゃ駄目ネ
- - - - - - -

よくある名前とか似たような名前という表現がいいかどうかはともかく

この年代にはよくある名前として挙げられており、8人中6人に「子」がつくことからも

「子」が一般的だったといえるでしょう。

実際、戦後直後ぐらいの時代は85%が「子」のつく名前だったそうです。

今は、「子」がつく人は0.28%(=1000人のうち28人)のようです。

「人と違った」「変わった」「読みにくい」「奇抜」というのも一つの考えですが、

愛情の込めた名前がつけられるのであれば幸せなんだと思います。


P.S. 今回から使える人名漢字に「雫」があるんですが、それなら「耳をすませば」はなんだったんだという話なんですが、見なかったことにしておきましょう。